サッカー

サッカーは、サウジアラビアの国民的スポーツです。その人気はスポーツの中でも群を抜いています。学生達との会話でも、サッカーを話題にすることが多く、中でも「 デアイエ」という名のゴールキーパーはとても優れた選手であるために、私たちもその名を知っていたため、彼の話で盛り上がることもしばしばありました。

しかし、今回の旅は相当なハードスケジュールだったために、運動をする時間があまりありませんでした。

ダンマーム空港に降り立った後、ザハラーンホテルに向かうバスの中で、イサムさんが「ホテルでサッカーできるかもしれない」と言った時、土地の狭い東京で暮らす私は、プレイステーションのサッカーゲームをやるのだろうと思っていました。が、話によると、どうやら本当に体を動かすサッカーができるとのこと。

ホテルに到着するやいなやフロントに「サッカーできますか?」と聞く私たち。従業員にはさぞかし変に思われたことでしょう。返事は「できる」。まだ部屋に行っていないのにも関わらず、勇んでグラウンドを見に行きました。芝です。ボールも転がっています。サウジに来て初めて運動ができる喜びと、今までゲームでしかやっていなかったサッカーができるという喜び。一同大はしゃぎで荷物を置き、すぐに着替えてグラウンドへ向かいました。

その日はメンバーが日本人一行とイサムさんの友人二人しかいなかったため、小ぢんまりとした試合だったのですが、翌日はサウジ学生が集まり、日本VSサウジとなりました。結果は11-12で日本チームの負けだったのですが、とても楽しい試合でした。

また、ヤンブー地区でも思いがけずサッカーをすることが出来ました。ここでは二日間プレイしたのですが、初日は街中にある砂利のコート。少し大きめの石も沢山落ちていたため、転んだりすると少し危険でした。この日はサウジの学生達が運動着や靴を用意していなかったため、残念ながら少人数での試合となってしまいました。

二日目は、(ヤンブー工学院)のインドアフットサルコートを借りて試合をしました。昨日できなかった学生達も、各人で服と靴を持ってきていたため、今までで一番大掛かりなゲームとなりました。しかも驚くべきことに、学校の体育の先生らしき人が実況までして下さったのです。このおもてなしに私達は感動しました。2試合やってそれぞれ8-7、5-4で日本チームの二連勝。ダンマームの仇をヤンブ ーで討つ、と言ったところでしょうか。

やはり学生交流というのは、バスやレストランで話すだけではなく、このように一緒にスポーツやゲームなどをするのが一番仲良くなれると思います。同じ目的を持って一生懸命に物事をやれば、そこに言葉はなくとも親しくなれるのです。この晩のサッカーは、それが証明された場でもありました。