日・サ間の留学生

東京奨学制度
1972年、アラビア石油(株)がサウディアラビアの高校卒業生を対象にした東京奨学制度を発足した。サウディアラビアの若者に高度な技術・科学などを日本の大学で学ぶ機会を与え、学位を取得させると共に、日・サの相互理解と友好促進の役割を担わせることを目的としている。

同奨学制度の下、1998年10月現在、サウディアラビアの学生64名が日本語学校並びに日本全国の大学で学んでいる。制度発足以来の卒業生数は59名で、彼らはサウディアラビア政府機関や一流企業に勤務し、専門分野で活躍する一方で、日本文化の理解者、親日家として両国間の架け橋の役割を担っている。

また、サウディアラビアの国営石油企業であるサウディ・アラムコも今後の日本市場開発を視野に入れ、1997年度からアラビア石油(株)と同様の奨学制度を導入し、現在7名の同社留学生が日本で学んでいる。

日本政府の奨学制度
日本国文部省はサウディアラビアの学生に対し、日本の大学院で学ぶ奨学制度を設けている。リヤードの日本大使館ルート枠は毎年3~4名。この他、少数ながら直接日本の大学から推薦状を取得して文部省の奨学金を支給されているサウディアラビアの学生もいる。また1998年に新たに「日本語・日本文化研修留学生」及び「教員研修留学生」の2制度が新設された。

サウディ政府の奨学制度
サウディ政府の奨学制度による日本人留学生はイスラームとアラビア語を学ぶことを主目的としている。今日までにリヤードのイマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラーム大学、マッカのウンムルクラー大学、マディーナのイスラーム大学で20名余の日本人が学び、その内4名がウンムルクラー大学(2名)とイスラーム大学(2名)を卒業している。

転載:「アブドルアジーズ王の生涯」
日本サウディアラビア協会出版