日本サウディアラビア民間合同委員会

両国の企業代表者が率直な情報・意見交換を行い、商工業分野における経済協力の強化を目的とする日・サ民間合同委員会が設置されている。両国間で毎年交互に開催することとし、1987年に第1回会議が東京で開催された。

第10回同委員会は1997年11月22・23日の両日、サウディアラビアのダンマームで開催され、両国の民間レベルでの経済・技術協力問題に関し活発な意見交換が行われた。日本側約110名、サウディ側約80名、総勢200名余りが会議に参加した。

会議の共同議長であるハマド・アブドッラー・アルザーミル氏(サウディアラビア商工会議所連盟会長)は開会の挨拶で、サウディ企業は日本との経済協力関係の強化を望んでいること、サウディ国内には2,600もの工業関連企業が活動しており、石油分野以外にも多くの工業投資分野があること、日本からの更なる技術移転を希望していることなど、日本企業のサウディアラビアへの広範な進出を要請した。

これに対し、日本側の共同議長である黒沢洋氏(日本興業銀行会長)は、サウディアラビアの経済は安定しており、工業基盤の強化がすすめられているこの時期に日・サ民間合同委員会を開き、両国の経済・技術協力関係の促進につき忌憚のない意見交換を行うことは非常に有意義であると述べ、相互利益のため両国が歩調を一にして協力していく必要性を強調した。

転載:「アブドルアジーズ王の生涯」
日本サウディアラビア協会出版